2022年7月23日
皆さん、こんにちは😄
てあてるの芽 富士です。
職員間で利用児の様子や特徴に合わせた事例検討会を行い、
共通理解を深めました。
今回の話し合いのテーマは「姿勢」についてです。
特に左側がだらっと下がった状態で座る姿が多く見られ、食事の際もお皿を支えることが難しいことから
原因として考えられることや日々の中の支援についてグループごとに分かれて話し合いました。
<原因として考えられることとは?>
・姿勢保持が難しい ・体のバランスが保てない ・体幹が不十分
・両手動作が難しい(右手と左手それぞれ違う動作を一緒に行うことが難しい)
・左手の動作方法の理解が難しい ・他のことへ気になってしまう 等
上記のような意見が多く出され、その後の利用児の様子を注目して観察していても日頃から
左手の利用が少ない姿が見られることが職員間で気づくことができました。
そのような利用児の姿からストラテジーシートを活用しながら
特に座る時の<事前の対応の工夫>として
・正しい座り方を可視化する ・左手の認識を利用児の手を添えて確認
・左手で持って欲しいお皿の場所に印をつける 等
視覚で示したりや環境を整えていく事が必要だと確認し合いました。
また、そのことから<望ましい行動>として、どのようなことが考えられるのか…
・正しい姿勢で食事をする ・左手でお皿を支える ・正しい姿勢を可視化で示した真似をする
・お皿に印をつけた所を持つ ・自分の左手の存在を認識する 等
スモールステップで段階を踏んでいくことを理解し合いました。
しかし、時には事前の対応をしたとしても望ましい行動が難しい時もあります。
そのような姿がみられた場合はどのような対応をすれば良いかということも話し合いました。
・正しい姿勢を示した可視化を再度提示し確認し合う ・職員自身が見本を提示する
・「こうするとかっこよく食べれるよ」と伝えながら手や背中を正しい位置に正すように促す 等
利用児と再確認し合うことが必要だと認識し合いました。
さらに、望ましい行動ができた際の褒めについて。
・具体的に伝えながらすぐに褒めの声かけをする ・スキンシップを交えながら職員全員で褒めていく
・可視化したものを見せながら「これと一緒だね」「まるだよ」認めの声かけを伝えていく
・お弁当が終わった後の楽しみ(好きな遊び)があることを伝える、知らせる 等
様々な意見を職員で出し合いました。
これらを踏まえ、日々の中で行っていくこととして利用児が今出来ること、出来ていることを考え、
体幹をつけていくこと(友達と一緒に体操)や座って両手で遊ぶ遊びの提供を行っていくことが
大切なのではないかと共通理解を深めました。
今回の事例をもとに職員間でも様々な視点から意見を出し合い、有意義な検討会となりました。
検討会で深めた話し合いを支援に活かしていきながら、子ども達の成長を見守っていきたいと思います。